column

起業家コラム

会社を作ったら強制加入!?社会保険ってどんな制度?

社会保険とは、日本の社会保障制度の一つで、国民の生活を保障するために設けられた公的な保証制度です。
会社勤めの方は健康保険、自営業者などの方は国民健康保険に加入することになります。
ここでは、主に会社勤めの方の加入している社会保険(健康保険)と労働保険の届出について解説します。

(1)社会保険と労働保険の概要

◆社会保険とは

社会保険とは、会社員が勤務先を通じて加入する「健康保険」、「厚生年金保険」、「介護保険」のことを指します。
病気やケガでの出費に対して自己負担が軽減されたり、出産育児に対して一時金が支給されるなどの制度のことです。
この社会保険は、全国健康保険協会や企業独自の組合管掌健康保険が運営し、保険料を会社と従業員で折半することとなります。
家族(保険の加入者)も保険料を負担することなく、保険証が交付されます。

また、次の年齢で保険料の徴収内容が変更となります。
40歳到達 介護険料の徴収開始
65歳到達 護保険料の徴収終了
70歳到達 厚生年金保険料の徴収終了
75歳到達 健康保険料の徴収終了(以後、後期高齢者医療制度となります)

◆労働保険とは

労働保険は「雇用保険」、「労災保険」のことを指します。仕事中や勤務中に事故・災害にあって怪我をしたり、病気になったり、体に障害が残ったり、死亡した場合などに保障を行う制度です。
また、災害にあった被保険者の社会復帰や、被保険者の遺族への援助なども行います。
この労働保険は、厚生労働省が運営し、保険料は雇用保険は従業員負担、労災保険は会社負担となります。

また、64歳到達時で雇用保険料の徴収は終了となります。

(2)社会保険の届出

社会保険料は①加入時②退社時の届出に加え、③賞与支給時④標準報酬月額を決定するための届出が必要です。管轄の年金事務所へ提出します。

① 社員入社時 被保険者資格取得届(5日以内)
② 社員退社時 資格喪失届(5日以内)
③ 賞与支給時 賞与支払届(5日以内)

④ 標準報酬月額を決定するための届出
この届出をもとに、各人の社会保険料を決定します。
一般的には毎年7月に算定基礎届(定時改定)を提出しますが、報酬額に著しい変動があった場合には月額変更届(随時改定)が必要です。

1)定時改定(毎年一回定期に改定)
毎年7月1日~10日 算定基礎届を提出

賃金は変動があるものなので、毎年一回見直しをします。
※4月~6月支給の賃金の平均額で標準報酬月額を決定し、この標準報酬月額はその年9月から翌年8月まで有効です。

2)随時決定(報酬額等に著しい変動があった場合)
変動月以降3ヶ月目給与が支払われた後 月額変更届を提出

給与改定等で大幅な変動(変更後3か月の平均報酬月額が等級表で2等級以上の変動)があった場合は、定時決定ではなく随時改定となり「月額変更届」を提出します。
※変動後4か月目から標準報酬月額が変更となります。

その他生年月日に報じて
70歳到達 70歳以上被用者該当届提出・被保険者資格喪失届の提出
75歳到達 被保険者資格喪失届の提出
が、必要となります。

(3)労働保険の届出

労働保険料は①加入時②退社時の届出に加え、毎年の③労働保険申告書④雇用状態報告書(高齢者、障害者)の届出が必要です。管轄の公共職業安定所に提出します。

① 社員入社時 雇用保険資格取得手続き(翌月10日まで)
② 社員退職時 資格喪失手続(10日以内)
③ 労働保険申告書(毎年6月1日~7月10日)
④ 雇用状況報告書(高齢者、障害者)(毎年6月末まで)

Copyright © 2017 市ヶ谷のコワーキングスペース|WAVE市ヶ谷 All Rights Reserved.