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起業家コラム

あなたは大丈夫!?フリーランスへ業務委託費を支払う時の注意点

 

お仕事が軌道にのってくると一人では手がまわらなくなり、アルバイトを雇ったり人手を増やすといったことはよくありますよね。本日は、そのような場合に知っていないと損をしてしまう源泉所得税についてお話をしたいと思います。

■源泉徴収義務がある報酬とは?

 

まず源泉徴収義務がある報酬かそれとも義務がない報酬なのかを知っておく必要があります。これは所得税法の第204条1~8に定められています。各項目を分かり易く説明したものが下記になります。

1. 原稿の執筆料や講演会などの出演料
2. デザイン料
3. 弁護士、税理士、司法書士、弁理士などの報酬
4. プロ野球選手や格闘家、モデル、外交員などの報酬
5. コンパニオンやホステスなどの報酬
6. 芸能人などに支払う報酬
7. 広告のための賞金
8. 馬主に支払われる競馬の懸賞金

 

上記のいずれかに当てはまっている場合は、源泉徴収義務がありますので注意が必要ですね。

これらは国税庁のHPにも掲載されていますので是非こちらも参考にしてください。(参考:http://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2792.htm)

■源泉徴収の計算方法について

 

上記で源泉徴収義務があるかないかを判断した後に、いざ源泉徴収義務があった場合はどのように計算をすればよいのでしょうか。

 

支払う総額の金額に対して税率をかけるのですが、100万円を境に税率が変わるので注意をしましょう。100万円以下は10.21%、100万円超は(A-100万円)×20.42%+102,100円となります。

 

フリーランスになられたばかりの方は、「私がなにかしなきゃいけないの!?」と思われがちですが、あくまでも報酬を支払う側の義務ですので、契約金額と実際の入金額が異なった場合に、「源泉徴収が引かれているんだな。」と理解さえできればOKです。

参考:https://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2798.htm

■源泉所得税はどうやって納めるの?

  

源泉所得税の納付期限は、原則源泉徴収をした翌月の10日となっています。税務署で「報酬・料金等の所得税徴収高計算書」という用紙をもらい記入をする


 

書き方の詳細は国税庁でも紹介されています。参考:https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/jimu-unei/shotoku/gensen/080623/06.htm 一度書き方を覚えるとそれほど難しいものでもないので、最初のうちは税務署の方に聞きながら書いてみてもいいかもしれませんね。

■知らないと損する!?

 

多少の手間がかかりますが、何故源泉徴収をしていないと報酬を支払った側が損をしてしまうのでしょうか。仮に、源泉徴収をしていなかった場合その支払い義務は報酬を支払った側にあるからなんです。つまり5万円の報酬を支払った際に、本来ならば5,105円(50,000円×10.21%)を引いた44,895円を報酬としてフリーランスの方へ支払わなければいけなかったところ源泉徴収をしていないと5,105円が完全に支払った側の負担になってしまうということです。

 

何やら計算も面倒くさいし、クライアントの方から「細かい人だな。」と思われそう・・・などの気持ちは分からないでもないですが、後々大きなトラブルになりかねませんので、自分を守るためにもしっかりしておきたいものですね。

■少しでも手間をなくすために!「納期の特例」を使おう!

上記のことから、必ずしなければいけないこと、と認識をしていただけたかとは思いますが、そうは言っても毎月この計算をするには手間がかかりそうですよね。そんな方は、

「源泉徴収税 納期の特例」を活用しましょう。

この特例は簡単に説明すると、毎月納めていたものを半年に1回(1~6月分→7/10,7~12月分→1/20)で良いといったものです。しかし、この特例を受けるためには下記の要件を満たす必要があります。

◎給与の支給人員が常時10人未満である源泉徴収義務者で、納期の特例制度の適用を受けようとする源泉徴収義務者

つまり、小規模の会社向け、ということですね。納期の特例に関する詳細も国税庁のHPに掲載されていますので是非参考になさってください。参考:https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/annai/1648_14.htm

■まとめ

 

いかがでしたでしょうか。源泉徴収義務があるのか、ないのかを把握することが大切になってきます。クライアントの方にもしっかり説明ができるよう、抑えておきたいポイントですね!!

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