column

起業家コラム

今話題のクラウド会計ソフトのメリット・デメリット

最近テレビCMなどで「クラウド会計」という言葉を頻繁に目にする機会が増えてきました。しかし、全自動といったような漠然としたイメージで、実際にはどのようなものかをご存じの方は少ないのではないでしょうか。今回は、クラウド会計ソフトとは何か、メリット・デメリットも含めて解説していきます。

クラウドとは何か?

現在は世の中のサービスの多くにクラウドが使われています。具体的にはGoogle社が提供するgmailやgoogledrive(データ共有)・google+(写真共有)などが有名です。また、銀行のモバイルバンキングなども広義のクラウドサービスです。

 従来は自分が所有するパソコンや携帯電話などの端末にデータを保存することが一般的でした。ところが現在ではスマートフォンやタブレット端末が普及し、wi-fiなどのインターネット環境において複数の端末からデータを利用・操作するサービスが急速に増えています。

以上のことからも、クラウドとは利用者が最低限の環境(情報端末やインターネット環境)を用意することで、どの端末からでも様々なサービスを利用できるものだいうことがお分かり頂けると思います。

クラウド会計ソフトとは?

 では、クラウド会計ソフトとはどのようなものなのでしょうか。
主に次のようなことができる会計ソフトを指しています。

・パソコン等の端末に会計ソフトをインストール不要
・銀行やクレジットカード等の取引明細を自動取得し、自動で仕訳を提案してくれる
・操作端末を選ばず、複数人での共有が可能
・請求書の作成機能があり、発行・消込・残高の管理が可能

 現在色々なサービスが提供されていますが、その中でもfreeeやMF(マネーフォワード)などが個人事業主や新設法人などを中心に人気がでています。

クラウド会計ソフトのメリット

 経理業務の効率化を考えた時に、預貯金やカード決済の取引明細を簡単に取り込めて、自動で仕訳をしてくれるということは大きな時間の短縮になります。初期に自動で作成されるのは、日付・金額・取引先等の内容のみですが、それぞれの取引について勘定科目を設定すると翌月以降は自動で推測し自動判別してくれるのです。

 また、そのまま明細を取り込むため、通帳の残高と会計帳簿の残高は必ず一致します。従来の会計ソフトでの入力は人が行っているため人為的なミスが生じることがありましたが、正確に取り込むことができれば修正業務の手間は大幅に軽減します。

 そして、請求書の発行と消込の自動化は大きなメリットです。クラウド会計ソフト内の請求書発行機能を使用し、請求書を発行。その内容は請求書の作成に伴って会計処理されます。その後入金があった場合には、銀行の取引明細の取り込みにより消込作業を行い、一連の会計処理を最低限の手間で実現することができます。

クラウド会計ソフトのデメリット

 はやり一番のデメリットは、ウェブ上の会計ソフトであるためインターネット環境が無いと作業ができないことと、通信環境によってレスポンスが悪い場合があることです。また、IDとパスワードさえあればどこからでもログインできるため、セキュリティ面で不安が残ります。

想定されるリスクについては、定期的にデータのバックアップをしたり、パスワードを難解なものにする等で対策を講じていくこととなります。ダウンロードするデータは会計事務所で一般的に使用されているインストール型の会計ソフトに取り込むことが可能ですので、インターネット環境に不具合がある場合にはインストール型会計ソフトにデータを取り込む事を想定しています。

まとめ

 クラウド会計ソフトにデメリットはありますが、発生する可能性があるリスクに対しての対応を適切に行ってさえいれば、使用するメリットの方が断然大きいと感じます。今後も会計を自動化していく流れは加速していくと思われますので、クラウド会計ソフトを上手く利用していくことをお勧めします。

Copyright © 2017 市ヶ谷のコワーキングスペース|WAVE市ヶ谷 All Rights Reserved.